野菜・卵・お米のこと

野菜のこと

土作り

農薬や化学肥料は一切使用しません。身の回りの有機物を使って健全な土を作ります。

畑に投入する有機物の主軸は、和み農園のニワトリたちの鶏糞堆肥です。 ニワトリたちには遺伝子組み換えの飼料や抗生物質を一切与えていないので、そのフンも安心・安全です。

また、ニワトリたちの快適な環境づくりの一環として、鶏舎の床材に稲ワラ、もみがら、青草(これはエサでもあります)、炭などを投入しています。その結果、これら投入材が鶏糞と相まって、最高の堆肥が鶏舎のなかでつくられています。

鶏糞の他に、米ぬか、牡蠣殻、稲ワラ、青草、もみがらなどを直接畑に投入しています。
これらの有機物により、肥料成分のみならず多種多様なミネラル成分が提供され、土中の微生物が増加し、野菜が快適かつ健全に生育できる土になると考えています。

野菜の旬に沿う栽培

年間を通じて約50~60品種の野菜を旬に沿った形で栽培します。寒暖の差が激しく、特に冬の寒さが厳しい気候の下での野菜づくりですが、この気候こそが野菜のおいしさをグッと増してくれます。

ナスやトマトなどの夏野菜をハウス内で暖房を焚くなどして無理に冬に作ったりはしません。人間の体にとってその時季に必要な野菜が、その時季にできると考えます。

野菜を観る

野菜の声を聞きながら栽培していきたいと考えています。

実際に声はあげないまでも、野菜は肥料や水などが多い少ないということを、葉の色や形、大きさ、味などで訴えてきます。
また、周辺に生える青草の種類によって土の状態を診断することもできます。これらのサインを見逃さず、観察力をもって適切に対処していきたいと考えています。

卵のこと

ニワトリ品種

「もみじ」という品種のニワトリを飼育しています。 この「もみじ」という品種は、日本独自の気候風土に合わせて、育種改良されてきた純国産鶏です。性格は人懐っこく非常に温厚です。因みに、純国産鶏のシェアはわずか6%程度しかないと言われています。

エサ

エサについては、国産の飼料(主に岩手県産)を自家配合しています。輸入飼料は一切していません。使用している材料は、南部小麦、米及び米ぬか(ひとめぼれ)、北上地域の丸大豆、国産わかめ・ひじきの端材、牡蠣殻、平釜塩、もみがら燻炭など身近なものを使っています。
これらをただ単に配合するだけでなく、納豆菌、乳酸菌、酵母菌などの微生物の力を借りてエサ全体を発酵させます。そのため微生物の活動による発酵熱のためエサがホカホカでしています。

自家配合のエサに加えて、無農薬・無化学肥料で栽培された和み農園の野菜や青草を多給します。
野菜、青草がニワトリたちにとって一番重要な飼料だと捉えています。
遺伝子組み換えの飼料や抗生物質は一切与えていません。 輸入飼料(トウモロコシ)や着色料を一切使用していないため、黄身の色が自然な色(レモン色)をしています。
黄身の色と栄養価には何ら関係がなく、オレンジ色の黄身の方が栄養価において高いというわけではありません。
魚粉を使用していないので、生臭さがありません。

配合済みのエサが市販されていますが、前述の遺伝子組換え、抗生物質、ポストハーベスト農薬、酸化防止剤などの問題がありますので、手間はかかりますが、あくまでも安全性が確認できる自家配合をやっていきます。

飼育環境

広々とした運動場つきの鶏舎で平飼いにしているので、思う存分地面を駆け回っています。
鶏舎の床材には、稲ワラ、もみがら、青草、炭などを投入して、ニワトリたちにとって快適な環境を作っています。

メス50羽に対してオス3~5羽を入れています。いわゆる有精卵です。
オスが群れに存在することで、群れが非常に安定し、落ち着いているように感じます。

お米のこと

無農薬・無化学肥料

お野菜同様、農薬、除草剤、化学肥料は一切使用しません。

天日干し乾燥

昔ながらの自然乾燥方法で、刈った稲藁を3週間ほどお日様の下で自然乾燥させます。

手間と時間はかかりますが、お日様と風の力でじっくりと時間をかけて乾燥することにより、もみがらや稲ワラの養分が籾米に移ると云われており、うま味・甘みが増し、一粒一粒に自然のエネルギーが凝縮されているような力強さを感じます。

アイガモによる除草

生後1、2週間のヒナを田んぼに放ちます。田んぼを縦横無尽に泳ぎ回り、口ばしで雑草をついばみ、足ひれで土をかき回すことにより、雑草の発生を抑えてくれます。その除草、抑草能力は抜群で、完全に草を押さえ込んでくれます。また、土をかき回すことにより、稲の根が刺激を受け、根の成長が促進されしっかりした稲になります。

ひとめぼれ

お米の品種はひとめぼれです。
粘り・つや・香り・うま味のバランスがよくどんなお料理ともよく合います。
特に、卵かけごはんとの相性が抜群と言われています。